SwitchBot ハブミニは、スマートホームを始める方に人気のスマートリモコンです。
エアコンやテレビなどの赤外線家電をスマートフォンから操作できるだけでなく、SwitchBot製品を外出先から利用するためのハブとしても活躍します。
現在は従来モデルに加え、「Matter対応版(Hub Mini Matter Enabled)」も販売されています。一見すると見た目はほとんど同じですが、Matter対応の有無などいくつかの違いがあります。
この記事では、それぞれのできることや違い、メリット・デメリットを比較しながら、どちらを選ぶべきかをわかりやすく解説します。

SwitchBot ハブミニとは?
SwitchBot ハブミニは、赤外線リモコンをスマートフォンにまとめられるスマートリモコンです。
エアコンやテレビ、照明などの赤外線リモコンを登録することで、スマホや音声アシスタントから操作できるようになります。
また、SwitchBot ボットやカーテン、ロックなどBluetooth接続の製品をWi-Fi経由で利用するためのハブとしても利用できます。
コンパクトなサイズで設置場所を選ばず、価格も比較的リーズナブルなことから、スマートホーム入門モデルとして人気があります。
Matter対応ハブミニとは?
Matter対応ハブミニは、従来のハブミニの機能に加え、Matterブリッジ機能へ対応したモデルです。
Matterとは、Apple・Google・Amazonなどが共同で策定したスマートホーム共通規格です。
Matter対応版では、対応するSwitchBot製品をMatter経由でApple Homeなどへ連携できるため、スマートホーム全体をより柔軟に構築できます。
見た目は通常モデルとほぼ同じですが、スマートホームの拡張性という点では大きな違いがあります。
ハブミニとMatter対応版の違い
まずは主な違いを比較表で見てみましょう。
| 比較こうもく | ハブミニ | ハブミニ Matter対応版 |
|---|---|---|
| 充電アダプターの出力 | 5V1A/5V2A | 5V1A/5V2A |
| 接続端子 | Micro USB/USB Type C | USB Type C |
| 赤外線リモコン機能 | 〇 | 〇 |
| 温湿度センサー | × | ×(備考1) |
| 照度センサー | × | × |
| Matter機能 | × | 〇 |
| Apple HomeやGoogle Homeなどのサードパーティーに同期可能なサブデバイス数 | × | 4 |
| 手動シーンのタッチ操作 | × | × |
| 赤外線リモコンローカル操作 | × | × |
| AlexaやGoogleなどのサードパーティー | 表示しない | 温度センサーと認識されるが、音声操作に専用充電コードが必要 |
| Bluetoothリモコン機能 | × | × |
| モーション検出 | × | × |
| 天気予報表示 | × | × |
| 日付・時間表示 | × | × |
| CO2濃度表示(備考3) | × | × |
| ロック状態表示(備考4) | × | × |
大きな違いは、Matterへ対応しているかどうかです。
赤外線リモコンとして利用するだけであれば両モデルとも基本的な機能は共通ですが、Apple HomeなどでMatterを活用したい場合はMatter対応版を選ぶ必要があります。
ハブミニでできること
ハブミニでは、次のような機能を利用できます。
- エアコン・テレビ・照明など赤外線家電の操作
- 外出先からの遠隔操作
- Siriショートカット・Amazon Alexa・Googleアシスタントとの連携(一部機能)
- SwitchBot製品の遠隔操作
- オートメーションの実行
- スケジュール設定
- シーン機能による一括操作
スマートホームを始めるうえで必要な基本機能は十分に備えています。
Matter対応版で追加された機能
Matter対応版では、従来モデルの機能に加え、Matterブリッジ機能が利用できます。
これにより、対応するSwitchBot製品をApple HomeなどMatter対応プラットフォームへ追加でき、異なるメーカーの機器とも連携しやすくなります。
今後スマートホームを拡張していきたい方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
ハブミニのメリット
価格を抑えてスマートホームを始められます。
SwitchBotシリーズのハブ製品の中では比較的リーズナブルな価格帯のため、初めてスマートホームを導入する方でも手に取りやすいモデルです。赤外線家電の遠隔操作やSwitchBot製品のインターネット接続など、基本機能を十分に利用できます。
コンパクトで設置場所を選びません。
本体サイズが小さいため、テレビ台や棚の上などさまざまな場所へ設置できます。USB給電式なので、コンセント周りもすっきりとまとめやすい点も魅力です。
赤外線リモコンをまとめて管理できます。
エアコンやテレビ、照明など複数のリモコンを1台に集約でき、スマートフォンや音声アシスタントから操作できます。リモコンを探す手間を減らしたい方にも便利です。
SwitchBot製品の遠隔操作が可能になります。
SwitchBot ボットやカーテン、ロックなどBluetooth接続の製品は、ハブミニを経由することで外出先から操作したり、自動化を利用したりできます。
ハブミニのデメリット
Matterには対応していません。
通常版ハブミニはMatterブリッジ機能を搭載していないため、Apple HomeなどへMatter経由でSwitchBot製品を連携させることはできません。
温湿度センサーは搭載していません。
ハブ2やハブ3のような温湿度・照度センサーは搭載されていないため、室温を利用したオートメーションなどは単体では利用できません。必要な場合は別売りの温湿度計との組み合わせがおすすめです。
本体で直接操作する機能はありません。
ハブ3のようなダイヤルや物理ボタン、ディスプレイは搭載されていません。基本的にはスマートフォンや音声アシスタントから操作する製品です。
Matter対応ハブミニのメリット
Matter対応でスマートホームを拡張しやすくなります。
対応するSwitchBot製品をMatter経由でApple Homeなどへ連携できるため、メーカーをまたいだスマートホーム環境を構築しやすくなります。
将来的な拡張性があります。
今後Matter対応機器が増えても活用しやすく、長く利用したい方にも適しています。
基本性能は従来モデルと同じです。
赤外線家電の操作やSwitchBot製品の遠隔操作など、通常版ハブミニの便利な機能はそのまま利用できます。そのうえでMatter機能が追加されています。
Matter対応ハブミニのデメリット
通常版より価格が高い場合があります。
Matter対応機能が追加された分、販売価格は通常版より高くなることがあります。価格差が小さい場合はMatter対応版がおすすめですが、用途によっては通常版でも十分です。
Matterに対応している製品のみ連携できます。
Matterブリッジ機能を利用するには、対応するSwitchBot製品や対応プラットフォームが必要です。すべての製品・機能がMatter経由で利用できるわけではありません。
温湿度センサーは搭載していません。
Matter対応版も、ハブ2・ハブ3のような環境センサーは搭載していません。センサー機能を重視する場合はハブ2やハブ3も候補になります。
ハブ2・ハブ3との違い
ハブミニシリーズは、価格を抑えてスマートホームを始めたい方向けのモデルです。一方、ハブ2・ハブ3はセンサー機能や操作性が強化されています。
| 比較項目 | ハブミニ | Matter対応版 | ハブ2 | ハブ3 |
|---|---|---|---|---|
| 赤外線家電操作 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| SwitchBot製品の遠隔操作 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Matterブリッジ | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| 温湿度センサー | × | × | 〇 | 〇 |
| 照度センサー | × | × | 〇 | 〇 |
| ディスプレイ | × | × | 〇 | 〇 |
| ダイヤル操作 | × | × | × | 〇 |
| 価格 | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
センサーやディスプレイが不要で、スマートリモコンとして利用したい方はハブミニシリーズでも十分です。一方、自動化や操作性を重視する場合はハブ2・ハブ3が適しています。
ハブミニがおすすめな人
通常版ハブミニは、次のような方におすすめです。
- スマートホームをできるだけ低コストで始めたい人
- エアコンやテレビなどの赤外線家電をスマートフォンで操作したい人
- SwitchBot ボットやカーテンなどを外出先から操作したい人
- Apple HomeとのMatter連携を利用する予定がない人
- シンプルなスマートリモコンを探している人
必要最低限の機能を備えたコストパフォーマンスの高いモデルであり、スマートホームの入門機として十分活躍します。
Matter対応ハブミニがおすすめな人
Matter対応版は、次のような方におすすめです。
- Apple Homeを利用している人
- Matter対応のスマートホーム環境を構築したい人
- 将来的にスマートホームを拡張したい人
- 少し価格が高くても長く使えるモデルを選びたい人
- SwitchBot製品を複数導入する予定がある人
現在はMatter対応機器が増え続けているため、今後の拡張性を考えるとMatter対応版を選ぶメリットは大きいでしょう。
どちらを選ぶべき?
価格を最優先に考えるのであれば、通常版ハブミニでも十分です。赤外線家電の操作やSwitchBot製品の遠隔操作といった基本機能は利用できます。
一方で、これからApple HomeやMatter対応製品を活用したい方は、Matter対応版がおすすめです。初期費用はやや高くなる場合がありますが、将来的な買い替えを考えると長く使いやすいモデルといえます。
また、温湿度や照度を利用した自動化を行いたい方はハブ2、ダイヤルやディスプレイによる操作性も重視したい方はハブ3も選択肢になります。
よくある質問
Q. 通常版ハブミニをあとからMatter対応にアップデートできますか?
通常版ハブミニとMatter対応版は別モデルとして販売されています。ファームウェアアップデートだけで通常版がMatter対応版になるわけではありません。購入時に対応モデルかどうかを確認しましょう。
Q. 赤外線家電の操作性能に違いはありますか?
基本的な赤外線リモコン機能はどちらのモデルも利用できます。エアコンやテレビなどの登録・操作方法に大きな違いはありません。
Q. Apple Homeを使う予定ですが、通常版でも問題ありませんか?
Apple HomeでMatter連携を利用したい場合は、Matter対応版を選ぶことをおすすめします。通常版ではMatterブリッジ機能は利用できません。
Q. ハブ2やハブ3と迷っています。どれを選べばよいですか?
価格を重視するならハブミニ、温湿度・照度を活用したいならハブ2、本体操作やより高い操作性を求めるならハブ3がおすすめです。
まとめ
SwitchBot ハブミニとMatter対応ハブミニは、どちらも赤外線家電の操作やSwitchBot製品の遠隔操作ができる便利なスマートホームハブです。
両モデルの最も大きな違いはMatterブリッジ機能への対応です。スマートフォンで家電を操作したり、SwitchBot製品を外出先から利用したりするだけであれば通常版でも十分ですが、Apple HomeなどMatter対応プラットフォームとの連携を考えている方はMatter対応版が適しています。
現在新たに購入するのであれば、価格差が大きくない限り、将来性を考えてMatter対応版を選ぶ価値は高いでしょう。一方で、コストを抑えて基本機能だけ利用したい場合は通常版も十分な選択肢です。
用途や今後のスマートホーム環境に合わせて、自分に合ったモデルを選んでみてください。
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